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“偽装ラブホテル”を捜索 神戸で県警

 学校が密集する地域で、神戸市内のホテルが「ビジネスホテル」などとして許可を得ながら、実際はラブホテルを営業している疑いが浮上した問題で、兵庫県警生活環境課は二十八日午後、風営法違反(禁止地域営業)の疑いで、神戸市中央区山本通五、ホテル「チャペルスイート」と、大阪市の経営会社事務所を捜索した。

 県警や神戸市によると、このホテルは二〇〇四年五月、約二十年前から営業していた前身のラブホテルを引き継ぐ形でオープン。「一般のホテル」として同市から旅館業法の許可を得て営業を続けていたが、奇抜な色使いの外装などに、地元住民らから苦情が寄せられたという。

 同ホテルの捜索は午後二時すぎから行われ、捜査員約二十人がパソコンや従業員名簿など約八十点を押収。部屋の設備などから、風営法上のラブホテルであることを確認した。県警は責任者らから事情を聴くなどして、立件する方針。



ビジネスホテルなどと自治体に申請された兵庫県内のホテルが実際にはラブホテルとして営業されていた問題で、県警生活環境課は28日、神戸市中央区のホテルとその経営会社(大阪市天王寺区)を風俗営業法違反(禁止地域営業)の疑いで家宅捜索した。近くに学校があり、県警に苦情が寄せられていた。

 調べでは、このホテルは全19室にアダルトグッズの自動販売機があるなど風営法上のラブホテルに当たるのに、経営会社は一般のホテルを装い、風営法や県風営法施行条例で禁止された住宅街で営業していた疑いが持たれている。

 系列店が全国に約70店舗あり、経営会社は「必要な届け出をしたうえで、適正に営業しているはずだ」と話している。
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ホテル戦争、一関熱く 大手が郊外に進出へ

 一関市内で、ホテル業界の競争が激化しつつある。今月中旬、郊外の同市赤荻に大手ビジネスホテルが開業。年内に同地区内にもう一店の開業が予定されている。従来の駅前や中心市街地などと異なる立地は車利用者がターゲット。新規参入組、中心部の既存施設はともに「交通手段で需要は異なる」「地域活性化の方が重要」と冷静に構えるが、今年夏に予定される平泉の世界遺産登録を見据え、観光客取り込みは激しさを増しそうだ。

 一関市赤荻では16日、東北自動車道一関インター前にホテルルートイン一関インターがオープンした。収容人数は193人で、市内のホテルでは最大。無料駐車場を114台分確保。部屋はビジネス客向けのシングルだけでなく、ファミリータイプも用意している。

 同ホテル隣接地では、チサンイン岩手一関インターも今年12月の開業を目指す。ビジネス需要とともに、世界遺産観光などレジャーでの利用も見込み、いずれも車で訪れる宿泊客の利便性を考慮している。

 ルートインジャパンは盛岡南インター近くに続き、郊外では県内2店舗目の出店。永山泰樹副社長は「郊外への出店はリスクも高いが、車で訪れる利用者をターゲットに考えた」と理由を語り、「価格競争をするつもりはない。ホテル開業が周辺の活性化につながればありがたい」と地域貢献を前面に打ち出す。

 市観光協会によると、一関市を訪れる観光客が市内の宿泊施設を利用する割合は低いという。今年は夏に平泉の世界遺産登録の可否が決定することから観光客の大幅増は確実とみられ「多くのホテルが建設されれば、一関を訪れた観光客にそのまま市内に宿泊してもらうことができ、地域も活性化する」(同協会)と相乗効果に期待を寄せる。

 一方、市内のあるホテル経営者は「経営は厳しくなるかもしれないが、交通手段によって宿泊者の需要は異なる。世界遺産登録に向けた地域活性化の方が重要」と話す。「どのホテルを選ぶかはお客さま次第。一関市が発展できるよう切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と前向きにとらえる。
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