つくば市ホテル問題 条例設け建築規制へ
「ビジネス」装うラブホテル『シングル』設置など
ビジネスホテルなどを装った実質的なラブホテルの建築について、つくば市が条例を設けて規制する方針を固めたことが二十六日分かった。既存ホテルの営業の自由度を奪う可能性もあるため、市は条例の内容や制定の手続きを慎重に検討している。 (小沢伸介)
市建築指導課によると、当初検討していた指導要綱では十分な抑止力が見込めず、地区計画でも指定された地域を外れた場所で建築される可能性があるため、いずれも規制の手段に適さないと判断した。
条例は、風営法に抵触しないもののラブホテルに限りなく近い施設の建築を防ぐのが目的。内容として、異性同伴客が主体となる利用のされ方を避けるため、一定数のシングルルームを設けることなどを検討している。
ただ、家族や団体向けの大きな部屋しか用意していない既存の観光ホテルや旅館でも、建て替えや増改築時に条例に抵触する可能性があるという。このため、条文について、外部有識者の判断を取り入れることも検討している。
規制方針のきっかけとなった市内でのホテル建築計画は、業者側が周辺住民の反対運動を受け、同市への建築確認申請を取り下げている。だが、今後も同じような問題が起きる可能性があり、同課は「なるべく早急に素案をとりまとめたい」としている。
ビジネスホテルなどを装った実質的なラブホテルの建築について、つくば市が条例を設けて規制する方針を固めたことが二十六日分かった。既存ホテルの営業の自由度を奪う可能性もあるため、市は条例の内容や制定の手続きを慎重に検討している。 (小沢伸介)
市建築指導課によると、当初検討していた指導要綱では十分な抑止力が見込めず、地区計画でも指定された地域を外れた場所で建築される可能性があるため、いずれも規制の手段に適さないと判断した。
条例は、風営法に抵触しないもののラブホテルに限りなく近い施設の建築を防ぐのが目的。内容として、異性同伴客が主体となる利用のされ方を避けるため、一定数のシングルルームを設けることなどを検討している。
ただ、家族や団体向けの大きな部屋しか用意していない既存の観光ホテルや旅館でも、建て替えや増改築時に条例に抵触する可能性があるという。このため、条文について、外部有識者の判断を取り入れることも検討している。
規制方針のきっかけとなった市内でのホテル建築計画は、業者側が周辺住民の反対運動を受け、同市への建築確認申請を取り下げている。だが、今後も同じような問題が起きる可能性があり、同課は「なるべく早急に素案をとりまとめたい」としている。