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オーヌマホテル3月閉館 事業撤退、60人解雇へ

 山形市小白川町のオーヌマホテルが今年3月30日で閉館することが7日、わかった。利用客の低迷などを受け、同ホテルを運営する「山形オーヌマホテル」(安達精治社長)が、ホテル事業からの撤退を決めた。ホテル事業関連の社員約60人は解雇される見込みで、同社は「再就職先の確保などに出来る限りのことをしたい」としている。

 オーヌマホテルは1966年、大沼デパートを経営する「大沼」(山形市)の関連会社が開館した。結婚式や宴会を中心としたホテル経営だったが、他のホテルとの競争が激化し、次第に売り上げが低迷。2006年9月に横浜市中区の不動産業「リスト」が事業譲渡を受け、その子会社として設立された山形オーヌマホテルが運営に当たっていた。

 しかし、主力の宴会部門が振るわなかったことなどから、厳しい経営が続いていた。同社は、売り上げが当初の見込みに達しなかったことや、資金繰りがつかず、新規事業を展開できなかったことなどから、3月の閉館を決めたという。

 同社はオーヌマホテルの経営のほか、レストランの営業や総菜販売などの事業も手がけており、これらホテル部門以外の事業は今後も継続する方針。全社員約80人のうち、ホテル事業に携わる約60人は3月末で解雇することになるという。

 同社は「今後については未定の点が多いが、再就職先の確保など、約束はできないものの、出来る限りのことをしたい」と話している。一方、親会社のリストは建物や敷地の活用方法について、「事業譲渡や建物取り壊しの可能性も含めて、ホテル閉館までに検討する」としている。
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